回復期リハビリテーション病棟のご紹介|済生会 奈良病院

お電話での受付 9:00〜17:00

TEL:0742-36-1881(代表)

TEL:0742-36-1881
スライドメニューボタン

回復期リハビリテーション病棟

リハビリテーションは訓練室だけで行うものではありません。回復期リハビリテーション病棟では、訓練スタッフ・看護師・介護職等が、ご家族の協力のもと、その方にあった日常生活 動作の獲得を目指しています。

自立と可能性を求めて

回復期リハビリテーション病棟では
  • その人らしく生き生きとした生活への可能性を追求します。
  • 多くの職種が協力して患者さんの日常生活に必要な動作を獲得していただき、また地域の医療機関、及び保健・福祉との連携を密に行い、家庭や社会へ安全に安心して復帰して頂けるよう努めます。
  • 安全な療養環境を提供できるよう心がけています。
特徴

日常生活のリズムを取り入れた総合的リハビリテーションを提供します。
毎日の生活は、まずは患者さんの病気の管理が基本となります。そのうえで、家庭や社会へ復帰することを目的に、日常的な食事や歩行、排泄、入浴などの動作を改善するための リハビリプログラムが組まれます。

回復期リハビリテーション病棟のケア
  • 入院生活を、できるだけ家庭での生活に近づけるよう努めています。
  • 日中はなるべく病室から離れ、食堂フロアで食事をし、訓練室で訓練を行います。
    (病状や介助量によっては病室での食事も可能です)まずは積極的に座ることから始めます。
  • 排泄はできるだけトイレで行っていただくよう努めます。また、オムツを使用されている方は紙パンツや布製下着に移行できるよう援助させて頂きます(オムツの準備はご家族でお願いします)。
  • 身体の清潔は洗面所・浴室で行います(入浴。毎食後の歯磨き)。

チームで支えるリハビリテーション

チーム医療

患者さんにとって「回復期」は生命の危機を乗り越え安心したものの「手・足の麻痺や言葉の障害は元に戻るのだろうか」等不安を抱える患者さんに対して、担当医師だけではなく、 訓練スタッフ・看護師・介護職・医療相談員達とチームを組んで患者さんが元の生活に復帰できるよう取り組んでいます。もちろん、患者さんとご家族もチームの一員です。共に頑張りましょう。

患者さんとご家族とともにカンファレンスを行います。

この時期は心理・社会・経済的問題も生じやすい時期とも言えますので、回復期リハビリテーション病棟入院患者さんのすべての方に医療相談員が担当させてもらい、様々な問題に対応させていただきます。

次のような状態の方が利用していただけます。

対象となる方が決められています。
  1. 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳炎、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症又は手術後義肢装着訓練を要する状態
    高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷
  2. 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態
  3. 外科手術又は肺炎等の治療時の安静によリ廃用症候群を有しており、手術後または発症後の状態
  4. 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態
  5. 股関節又は膝関節の置換術後の状態

回復期リハビリテーション 受け入れまでの流れ

  1. 当病棟への入院ご希望の患者さんがおられましたら、地域連携室までお電話でご連絡下さい。
  2. 診療情報提供書・看護サマリーをFAXして頂きます。
  3. 提供書・サマリーを基に打合せを行います。
  4. 当病棟での対応が可能であれば、電話で入院日等の日程調整をいたします。
    (必要に応じて家族さまとの面談をお願いする場合があります)

※回復期病棟の見学は、随時おこなっています。予め当院地域連携室までご連絡下さい。

病棟に入院できる期間
  • 脳疾患等は症状等により150日~180日
  • 大腿骨骨折等及び外科手術後の廃用症候群は90日
  • 筋又は靭帯損傷後の状態は60日
  • 股関節又は膝関節置換術後の状態は90日

「回復期」とはリハビリテーションによって機能回復が最も期待できる時期です。回復期リハビリテーション病棟では、 その時期に集中的なリハビリテーションを提供できるように体制を整えております。

  • 休日リハビリテーション体制:365日切れ目のないリハビリテーションを提供します。

患者さんによりますが、屋外での歩行訓練や衣服の着脱訓練等も行います。衣類の準備(運動着・普段着・トレーナーなど)や運動靴(紐のないタイプ)もご用意頂けますようにお願いします。