当病院は、奈良県の北部に位置する中核的な公的病院として、地域住民へのきめ細かな医療を目指しています。現在、当病院が重点をおいている事業として、社会福祉事業法による無料または低額の診療、成人病検診の充実、在宅医療の推進、病診連携の拡充を図っているところです。更に、多様化する患者さんのニーズに応えるべく、医療機器の整備、外来診察の待ち時間短縮を計るため予約診療(内科・整形外科)の実施、患者さんの気分を和らげるための院内環境整備の充実等に努めています。
本制度は、社会福祉法第2条第3項に規定する生活困難者のために無料又は低額な料金で診療を行う制度です。当院は、無料低額診療事業を行っています。
低所得者等で、経済的理由により診療費の支払いが困難な方
生活保護基準に該当、もしくはそれを少し上回る方
(生活保護基準の1.5倍を一つの目安としています)
家庭内暴力被害者、失業・多重債務者等で診療費の支払いが困難な方
診療費の減免を基本としています。
自由診療費は認められません。また、食事療養費は対象外です。
制度利用申請に必要な書類は以下のとおりです。
無料低額申請書
利用者の所得証明書
世帯主の所得証明書又は源泉徴収票
年金通知書
ご相談は医療相談室まで
Tel.0742-36-1881(代表)受付時間9:00〜17:00
11月14日の「世界糖尿病デー」にちなみ、当院でも、2023年11月8日(水)(10時~14時)
外来テレビ下ホールにて『誰でも参加できる 糖尿病教室』を開催しました。
コロナ禍の3年間はお休みしていましたが、新型コロナも5類へ移行になったことから、糖尿病教室の開催に踏み切りました。
前回までは講義式の糖尿病教室でしたが、今回は少し趣向を変えて、ブースでの相談やフットケア体験などを行いました。
看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、検査技師の誰もが、糖尿病のことや血糖のこと、足のケアのことなど、参加された方の質問やご相談に対してお応えしました。
3年間ぶりの開催のためたくさんの方が来て下さるかどうか心配でしたが、のべ30人の方が、質問や相談、フットケアに来てくださいました。
フットケアは足にケガしていないか、爪は切れているかを確認しながら行いました。
「自分でうまく切ることができなかった硬い爪を看護師さんに切ってもらいありがたい」と、
とても喜んでくださいました。
多くの皆様から、
「気になっていたことが聞けて良かった」
「とても分かりやすく説明してもらった」
とお喜びの声をいただきました。
患者さんだけでなく私たちスタッフからも、
「やってよかった」「モチベーションがあがった」
という意見が出ました。
今後も、「誰でも参加できる」糖尿病教室を開催していきたいと考えております。
済生会奈良病院 糖尿病指導検討委員会
今年度の開催予定はありません。
予定は変更となる場合があります。
日付 | 場所 | 講座名 | |
---|---|---|---|
2018年11月17日 | 第22回 | 県立図書情報館 | 学ぼう医療 防ごう病気 これだけは知っておきたい病気の知識 |
2017年12月02日 | 第11回 パネル展 |
県立図書情報館 | (1)無料低額診療について (2)医者さんが教える歯のおはなし -訪問で歯科はどこまでできるか- |
2017年05月20日 | 第21回 | 済生会奈良病院 | これからのがん治療 看護師の立場から |
2016年12月03日 | 第10回 パネル展 |
県立図書情報館 | 第一部:病院と連携した地域の薬剤師 ~薬のことは任せて下さい 第二部:変形性膝関節症 ひざ痛を吹き飛ばせ! |
2016年05月21日 | 第20回 | 済生会奈良病院 | 終末期医療 緩和ケアチームからの 情報提供とメッセージ |
2015年10月17日 | 第9回 パネル展 |
県立図書情報館 | 第一部:病院と連携した地域の薬剤師 ~薬のことは任せて下さい 第二部:変形性膝関節症 ひざ痛を吹き飛ばせ! |
2015年07月18日 | 第19回 | 済生会奈良病院 | 続 新しい内視鏡を使わない 大腸CT検査 |
2015年04月18日 | 第18回 | 済生会奈良病院 | 新しい内視鏡を使わない 大腸CT検査 |
2014年11月29日 | 第8回 パネル展 |
県立図書情報館 | 学ぼう医療 防ごう病気 ~これだけは知っておきたい病気の知識~ |
2014年07月05日 | 第17回 | 済生会奈良病院 | 健康食品を上手につかうには ~その考え方~ |
2014年04月05日 | 第16回 | 済生会奈良病院 | 認知症を知ろう ~困ったときにどうしたらいい?~ |
2013年11月30日 | 第7回 パネル展 |
県立図書情報館 | 第一部:褥瘡(床ずれ)について 第二部:血尿を見つけたら ~膀胱がんの検査から治療~ |
2013年07月20日 | 第15回 | 済生会奈良病院 | 健康であり続けるために ~脳卒中予防の食事について~ |
2013年04月06日 | 第14回 | 済生会奈良病院 | 健康生活をたもつリハビリ |
2012年09月29日 | 第6回 パネル展 |
県立図書情報館 | 第一部:冬場の感染予防 ノロ・インフルエンザなど 第二部:食生活と健康 バランスダイエット |
2012年07月21日 | 第13回 | 済生会奈良病院 | 尿に血が混ざったら -いろいろな検査と治療- |
2012年04月07日 | 第12回 | 済生会奈良病院 | 当院における痔疾患の診断と治療について |
2011年11月19日 | 第5回 パネル展 |
県立図書情報館 | 第一部:脳の細胞が少なくなる病気 神経内科で扱う疾患 第二部:認知症患者の介護に向けて |
2011年07月02日 | 第11回 | 済生会奈良病院 | ロコモティブシンドローム(*1)について ~足腰を鍛えていつまでも自立した生活を~ |
2011年04月30日 | 第10回 | 済生会奈良病院 | がんになっても、自分らしく生きるために ~苦痛を癒す緩和ケア~ |
2010年10月02日 | 第4回 パネル展 |
県立図書情報館 | 第一部:足のしびれを学ぼう 腰部脊柱管狭窄症 第二部:脳を上手に使おう |
2010年07月03日 | 第9回 | 済生会奈良病院 | 大腸癌を知ろう |
2010年04月03日 | 第8回 | 済生会奈良病院 | 内視鏡検査 |
2009年09月05日 | 第3回 パネル展 |
県立図書情報館 | 第一部:がんって何!? 第二部:共にささえ、共に生きる |
2009年07月18日 | 第7回 | 済生会奈良病院 | パーキンソン病 |
2009年04月04日 | 第6回 | 済生会奈良病院 | 小児喘息について |
2008年07月05日 | 第5回 | 済生会奈良病院 | 前立腺がんについて |
2007年10月06日 | 第4回 | 済生会奈良病院 | 生活習慣病について |
2007年07月07日 | 第3回 | 済生会奈良病院 | 肝がんを知ろう!/治療の最前線 |
2007年04月21日 | 第2回 | 済生会奈良病院 | 膝の痛みを治そう! 切らずに治すには?手術ってこわいの? |
2007年01月27日 | 第1回 | 済生会奈良病院 | いびきは健康の注意信号 生活習慣病と睡眠時無呼吸症候群 |
(*1)ロコモティブシンドローム
加齢による運動器の障害のため、暮らしの中の自立度が低下し、要介護となる危険の高い状態
令和元年7月13日と8月10日に奈良市社会協議会からお誘いを受けて、
鶴舞地区老人サロンにお邪魔しました。
講座のテーマは「健康ダイエット」
酷暑の中、地域の皆さんもたくさん参加してくださり、汗あり、笑いありの1時間になりました。当院リハビリ科の栃岡理学療法士から、講座のために考えた座って出来る的な簡単ダイエット体操講披露してくれました。
今回の出張講座は、当院から少し離れた地域での初の開催だったので、
病院がどこにあるの?そもそも済生会って?
そして済生会病院の特徴でもある無料低額診療についての説明をさせて頂きました。
参加された方からは「済生会奈良病院へ行ってみたい」「またこのような講座があれば是非参加したい」
というお声を多数いただくことが出来ました。
令和元年6月22日、大阪よみうり文化センター主催の
健康講座が学園前ホールで開催され、約230人が来場しました。
当院より、副院長である岡橋孝治郎医師による変形性膝関節症の講演、
整形外科部長の松井智裕医師によるねんざについての講演、
スポーツリハビリテーション部の小原 蓮氏によるリハビリ体操を行いました。
令和元年6月19日(水)午後
当院にて、地域の民生委員15名にご参加いただき、第1回地域交流会を開催いたしました。
瀬川院長の挨拶に始まり、済生会・済生会奈良病院についてのご説明、ご紹介をさせて頂きました。
また佐々木副院長から、ショート講演「咳のはなし」をして頂きました。
その後も、お茶を飲みながら、和やかで活発なディスカッションが行われました。
民生委員の皆さんの日々の活動や、ご苦労を知る事が出来、本当に素晴らしい時間を過ごさせて頂く事が出来ました。
すでに、次の機会が楽しみです。
学会では、当院から5題の発表をしました。
「医療看護管理者が医療事故防止対策委員会活動の選出された意義とその考察」という演題で手術部看護師長が発表しました。看護師が看護や業務を行う時、常にリスクが隣り合わせであり、看護管理者の視点で看護と安全について考え、現 場で活かすことが、組織の安全文化醸成に繋がるとその思いを述べました。また、医療事故防止対策委員会ではチーム活動を行っており「転倒・転落チーム」での取り組みを発表しました。『「転倒転落チームの取り組み」~転倒・転落の被害を最小限におさえるために~』という演題で、入院環境を整え、転倒・転落予防用具の使用方法を職員全員で理解して、使用状況を可視化しました。職員みんなで患者さんの目配りをして転倒・転落の防止対策を講じた実践報告です。地域包括ケア病棟看護師長は、「地域包括ケア病棟における自宅への退院後訪問の実践報告」という演題で発表しました。退院後在宅において、提供した看護や指導が在宅で継続できているのかどうかについて見極めることが必要であると考え、急性期病棟に先駆けて退院訪問を実施した結果を報告しました。地域連携室主任からは「開業医アンケートを通しての一考察 通院環境(交通)を考える」という演題で発表し、アンケート調査から開業医から当院への通院環境(交通)については、地図上で当院から3km圏内が外来受診範囲と考えられ、バス利用が困難な空白区域があることが明らかとなり通院環境の整備を進める必要性について述べました。医療システム管理室では、「情報セキュリティ及びIT統制の取り組み」を演題とし、平成29年12月に当院は電子カルテを導入し様々な問題が生じたことを報告しました。診療記録が紙から電子媒体と変化したことにより、ユーザー成りすましのリスクが高くなったこと。パスワードを英文字と数字を含む8文字以上を設定するよう院内周知するなど、それらの取り組みを発表ました。いずれも、それぞれの立場で、問題意識をもちながら業務を遂行しているという意気込みを感じる取ることができる発表でした。
私たちは、より良い医療を提供するために問題解決思考を持ち、今後も医療に従事して参ります。そして、『心ある医療』を実践し、患者さんや御家族の方に、「この病院へ来て良かった」と思ってもらえる病院をこれからも目指します。
11月3日奈良県では、地域の資源である川を活かし、子どもから高齢者まで多世代がいきいきと暮らせるまちを目指して、地元自治会、周辺施設管理者、市、県が一体となって川辺のまちづくりを推進しています。奈良病院の近くを流れる、佐保川周辺の大安寺西地区はモデル地区となっており、この度、「川辺のまちづくりIn大安寺西」と題して県立図書情報館前をメイン会場とし川辺の清掃、花植え、等を行う大きなイベントが開催されました。当院は、自治会の要請を受け、救護班として参加したほか、川の清掃を行いました。ボランティアとして、看護師、事務職員合わせて16名が参加しました。当日は、軽いけが等3件の処置を行いました。
また、看護部は、オープンカフェコーナーにてアロママッサージを行いました。
最後にはカレーがふるまわれ、みんなでおいしくいただき、地域との交流を深めました。
8月6日地元自治会である奈良市大安寺西地区社会福祉協議会主催の 「大安寺西地区ふれあい夏まつり」(大安寺西小学校)に 大会本部からの要請に基づき、看護師が救護班として参加しました。模擬店では輪投げとジュース販売、無料握力測定チャレンジを行い、大変好評でした。また、会場の後片付けなどのお手伝いをさせていただきました。
2016/5/15地域の河川愛護啓発活動の一環として、佐保川の清掃作業のボランティアに参加致しました。
当院からは、10名程度参加し、川辺の道路沿い等のごみを拾うなどの清掃作業を行いました。
病院の取組
チームで支える糖尿病治療
済生会奈良病院では
糖尿病透析予防指導を
行なっています。