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施設長ご挨拶
済生会奈良病院 院長 訪問看護ステーション野の花 施設長 久永 倫聖
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日本は今や世界一の長寿国であり、世界のどの国も経験したことがない超高齢化社会に突入し「人生100年時代」と言われるようになりました。 人生における高齢期が長くなったことにより、年々、在宅医療へのニーズが高まり、医療や介護などの在宅療養を希望される人が年々増えています。 2025年には、団魂の世代の人々が75歳以上の後期高齢者となり、現在約1700万人いる後期高齢者が2000万人に膨れあがると推測されています。 そのなかで、高齢者の方が単身あるいは夫婦二人のみで暮らす世帯が増加しており、在宅での看護・介護の支援は重要な問題です。たとえ、高齢であっても、また何らかの障害や病気を持たれていても、その人がその人らしく、住み慣れた地域で生き生きと暮らしてゆける社会を実現することが望まれます。 そのような思いを実現すべく、済生会奈良病院では平成21年に訪問看護部を設け、その活動をさらに充実するため、平成26年に訪問看護ステーションを開設しました。関連医療機関ともに密に連携しながら魅力ある訪問看護、訪問リハビリテーションの実践と地域社会への貢献を使命として活動しています。 私たちは、訪問看護ステーションの活動を通して、訪問看護が地域社会に浸透し、多くの方にその役割について理解を深めて頂き、そして安全で安心な在宅生活を送って頂きたいと願っています。 これからも地域の皆様に愛され、必要とされるよう、職員一同努力を続けます。 今後とも一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。 |
所長ご挨拶
訪問看護ステーション野の花 所長 丸山 節子
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フロレンス・ナイチンゲール(英1820~1910)は看護とは、 「新鮮な空気、陽光、暖かさ、清潔さ、静かさなどを適切に整え、これらを活かして用いること、また食事内容を適切に選択し適切に与えること、こういったすべてを、患者の生命力の消耗を最小限にするように整えること」 と著書に記しており、訪問看護は看護そのものであると実感しています。 医療・看護・介護という行為は、人が人を助け、活かし合い、支え合うもの、他を生かそうとする地上で最も美しい想いの流れです。これらを、チーム医療を行う中で、介護者や他職種と共に、分かち合うことが出来れば素晴らしい営みです。そして、チームの一員として、利用者と介護者の人生の物語の中に、参加できる合縁奇縁に感謝し貢献できるよう野の花看護を行っています。
野の花では、「学び合い 讃えあい 助けあい」ながら、看護とリハビリテーションを行っています。 そして、利用者様とご家族様との一期一会の御縁に感謝するばかりです。 野の花では、働き方改革にも力を注いでいます。有休休暇の取得率は100%、利用者様の訪問時間に応じたフレックス勤務の導入、前残業手当の支給、毎年の昇給、機能強化型訪問看護療養費1加算取得を目指し積極的に看護師を採用しています。訪問看護を体験してもらうために同行訪問も随時行っています。 「良く学び、自分の時間を大切にし、良い看護とリハビリテーションを行う」ためには、ゆとりのある勤務体制は大切であると私は考えています。 また、職員に「野の花で勤務して良かった」と思ってもらえる、訪問看護ステーションの実現を目指しているところです。なぜなら、職員が「野の花で勤務して良かった」と思ってもらえるということは、利用者様やご家族様に喜んでももらえる「おもてなしの心」と「心のこもった看護とリハビリテーションを行う」ことに繋がると私は心から信じているのです。 私たち野の花は、365日24時間体制で、住み慣れた場所での暮らしを看護とリハビリテーションの力が一助となることが一番の喜びです。 私たち野の花をよろしくお願いいたします。 |
訪問看護認定看護師ご挨拶
訪問看護認定看護師 中田幸子
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奈良の地域で訪問看護師をして20年です。 訪問看護認定看護師として12年。在宅で、自分らしく過ごすために、家族が安心して介護するためのお手伝いをしています。 療養者本人、家族がそれぞれ自分らしく在宅療養を継続できるように共に考え、検討するだけでなくスタッフ全員が安心して看護を提供できるように、スタッフの相談・支援も行っています。毎日訪問車を運転しながら、奈良の町並み、自然をながめ、楽しみながら訪問しています。 また休日は映画を観たり、阪神タイガース応援、読書を少々、本屋さんが大好きで、新刊を発見するのが楽しみです。 |
実習指導者ご挨拶
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今まで病棟で働いており、退院された後の生活を想像しながらも、実感する事はありませんでした。 訪問看護師として7年目となりました。利用者様は、疾患を抱えながら生活をされており、社会福祉制度を利用しています。 デイサービスや、ヘルパー、福祉用具の利用など、利用者様に合わせたサービスを組み合わせています。そこに、訪問看護師として、利用者様の状況に合わせて、利用者様の思いを大切にしながら、看護介入させていただいています。 昨年、実習指導者研修に参加させて頂きました。とても学びの多い研修でした。 学生には、病棟と在宅での違いを学び、利用者様に合わせた生活の工夫を体験して、個別性のある看護や看護の重要性や意味を理解してもらいたいと思います。 看護師として手本となり、学生と共に学び、日々成長していきたいと思います。
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ご案内
済生会奈良病院 訪問看護ステーション「野の花」は往診診療から始まり、平成26(2014)年7月から訪問看護ステーション 野の花 として独立し事業を開始しました、令和6(2024)年7月に10年目を迎えます。
最近、「病気や障がいがあっても、住み慣れた家で暮らしたい」「人生の最期を自宅で迎えたい」と望まれる方が増えています。
「家族だけで介護や医療的ケアができるだろうか」「一人暮らしだけど大丈夫?」などの不安に対しても、関連職種と協力し、利用者さん一人ひとりが「自分らしく暮らす」ために必要なサービスを提供することが役割の一つであると考えています。
私たちは、病院理念『心ある医療』を実践し、地域の医療・福祉に貢献する を念頭に、地域の皆様の役に立ち、喜んで頂ける訪問看護サービスを提供して参ります。
ご気軽に、ご相談くだされば幸いです。
令和4年度5月1日より「機能強化型訪問看護管理療養2」を取得しています。
これは、安全に訪問看護サービスを提供できる体制を整えている訪問看護ステーションであることを国が認めたステーションがいただくことができる療養費のことをいいます。
令和5年10月1日より、看護体制強化加算Ⅱ・介護予防訪問看護体制強化加算の算定許可を奈良市よりいただきました。
看護体制加算とは、在宅における要介護者の療養生活に伴う医療ニーズへの対応を強化する視点から、高度な医療を望むご利用者様に対して訪問看護体制を整え、尚且つ、サービス提供を一定割合以上行い、実績を評価された訪問看護ステーションに対していただける療養費のことをいいます。
私たち、訪問看護ステーション野の花は、利用者様とそのご家族様に「野の花に来てもらって良かった」と喜んでもらえるよう、病院理念である『心ある医療』を実践し、地域の医療・福祉に貢献してまいります。
【訪問看護ご案内】
訪問看護は、利用者さんの自宅や老人ホームなどを訪問して療養生活や介護生活を支援するサービスの一つです。選任の看護師や理学療法師などの医療従事者が定期的に自宅を訪問し、病状や療養生活を見守り、適切な判断に基づいたケアやアドバイス、点滴やリハビリテーションといった医療処置を含めたI腰写さんに応じた生活援助を行います。「在宅介護をいたいので、胃ろうチューブを管理してほしい」「入院期間はできるだけ短くして、自宅で療養したい」「高齢で通院が難しいから、自宅でリハビリを受けたい」など、人それぞれの事情や病状に合わせた暮らしが、訪問看護によって可能になります。
済生会奈良病院と連携をとり、がん専門看護師・皮膚排泄創傷ケア認定看護師・がん化学療法認定看護師、その他専門分野で学んだ学会認定資格を有する医療従事者が、私たちと共に、医療やケアを提供することもあります。
また、「かかりつけ医」や「関連部署」と連携をとり、「自分らしく暮らす」ために、快適な療養生活が送れるよう支援させていただきます。
※訪問看護ステーション「野の花」は、24時間緊急連絡体制をとっています。ご契約いただいた利用者さんに対して24時間相談に応じ、必要時間訪問させていただきます。また、「かかりつけ医」の判断で入院が必要な場合は、済生会奈良病院と連携をとり入院へと繋ぎます。
私たちは、多職種の方々と共に、利用者様に喜んでいただけるよう看護とリハビリを提供し病院理念「心ある医療」を実践します。
よろしくお願いいたします。
久永倫聖施設長です
大きな愛で私たちをサポートしてもらっています。
利用可能な方
病気や障害をもってご家庭で生活されている方で、自宅にて看護サービスを希望される全ての方を対象としています。
その際には、医師の指示書が必要です。
年齢・性別・病気の種類に関係なく、必要な看護サービスを行わせていただきます。
対象とする地域は、奈良市および近郊の方とさせていただいております。
サービス内容
- 病気や障害の状態、体温・脈拍・血圧・呼吸などのチェック
【日常生活の看護】
- 身体の清拭、洗髪、入浴介助など
- 排泄管理
- 食事指導
- 床ずれ予防の工夫・助言
【医者の指示による医療処置】
- 床ずれ・創部の処置
- 留置カテーテルの管理
- 栄養管理
- 在宅酸素管理
- 輸液管理
- 服薬指導・管理
- 腹膜透析
- 腹水穿刺
- 人工肛門
- ポート管理
- 24時間麻薬管理
- 人工呼吸器管理
【在宅終末期看護】
- がん末期や終末期でも、自宅で過ごせるよう適切なお手伝い
【リハビリテーション】
- 日常生活に沿った動作の練習
- 自宅で行う自己練習の指導
- 住環境整備の相談
【ご家族や介護者への相談・指導】
<カンファレンスの様子>利用者様の看護について、熱く語り合っています
訪問看護ステーション野の花では訪問看護専用電子カルテを使用しています。お住まいへお伺いするときにはタブレットを携帯し、多職種との繋がりを継続し、計画的に適切な看護を行うために、直ぐに何処ででも手軽に情報を確認できます。野の花では「相棒」のような存在です。
訪問へ行く前、帰ってきた後、利用者様のお住まいで、どうすれば自分らしく暮らしてもらえるか、どうすれば安心で安全な医療を提供できるかなど、看護師や理学療法士、作業療法士間で意見交換を行っています。利用者さんに「野の花にきてもらって良かった」と思ってもらえる看護とリハビリテーションを提供したいと、私たちはいつも考えています。
訪問看護に興味のある方
当訪問看護ステーションは、新しい人材を募集しています。経験がない方でも大丈夫です。
知識・技術は当院看護部教育委員会の協力のもと習得できます。
<服薬管理>利用者さんとお薬の確認をしています。
※許可を得て掲載しています
<人工呼吸器勉強会>
呼吸器の器種によって取り扱い方法が異なるため、訪問開始前には必ず業者の方を招き
「呼吸器の特徴や取り扱い方法など勉強会を開催」しています
看護学生が在宅看護学実習にきています。
訪問看護師と同行、車窓から手を振り元気に「行ってきます!」
奈良県看護協会訪問看護師養成講習会に参加した研修生が同行し、嚥下訓練のため利用者さんと一緒に歌を唄いました。
※写真は許可を得て掲載しています。
健康維持の為、リハビリテーションで平行棒を使用した歩行訓練に懸命に取り組んでおられます。
※写真は許可を得て掲載しています
訪問リハビリテーションでは、スクワットを行い筋力アップを図ったりします。
自分で動けることは、利用者さんがお住まいで過ごすために、大切にしたいことの1つです。
※写真は許可を得て掲載しています
【地域活動】
訪問看護ステーション野の花は、地域活動への参加を積極的に行っております。
<大安寺西地区秋祭り>在宅医療や療養についての相談窓口を設置し相談など行いました
<地域活動>夏季佐保川清掃に参加
ペットボトル・空き缶・プラスティック容器・ビニール製品など沢山拾いました
<バサラ祭り>災害医療チームDELTAのメンバーとして参加
訪問看護ステーション野の花の看護師もメンバーとして救護にあたりました
<令和5年度大安寺西地区ふれあい秋まつり>訪問看護の相談窓口を設置し相談を行いました
また、フエルトを用いて薔薇の手づくりマグネットを制作する催しを行いました
済生会奈良病院フェアに、訪問看護ステーション野の花が参加!
フェアでも、催しもの会場で「薔薇のマグネット作り」をおこないました。
<2023年奈良マラソン救護班に参加>
訪問看護ステーション野の花の看護師2名が救護班として参加しました。
今年で3年目となります。
<地域活動>春季佐保川清掃に参加
地域の皆さんと共に春季佐保川清掃を行いました。
私たち職員11名も力を合わせて清掃を頑張りました。
トピックス
初代総裁伏見宮貞愛親王下は、創立当時、済生会の事業においてのお心を次のような「撫子の歌」としてお詠みになりました。それにちなんで、いつの世にもその趣旨を忘れないようにと、撫子の花に露をあしらったものが、1912年(大正元年)から済生会の紋章となっています。
露にふす 末野の小草 いかにぞと あさ夕かかる わがこころかな
<看護師募集>
訪問看護は利用者様のあらゆる状況によりそうことができる素晴らしい職業です。
勤務時間
平日9:00~17:15 第1・3・5(土曜日)9:00~12:30(シフト制)
偶数日(土曜日)祝日曜日(シフト制) 24時間緊急呼び出し体制
夜勤なし ※非常勤はこの限りではありません
私たちは、「讃えあい、高めあいながら、チャレンジ!しています」自分自身が「よい看護が提供できた」と思えるように、そして、利用者様の役にたつことができ「野の花に来てもらって良かった」と喜んでもらえるように「野の花看護」を日々実践しています。一緒に「野の花看護をしたい」と思う看護師さんを私たちは応援します。
①残業は、ほとんどありません
②有休は、ほぼ100%取得できています
③長期休暇取得可
④フレックス勤務を導入しています
⑤急な休みにも、お互い様精神で、スタッフが協力しあい対応できる体制づくりをしています
⑥病院勤務を希望する場合には、勤務移動も可能です
⑦感染対策のための防護具は整っており、訓練の場を設けています
【専門職者として学びを大切にしています】
①訪問看護認定看護師が在籍し、一緒に働きながらサポートします
②院内看護教育研修に参加し学ぶ機会を設け、キャリアアップのための研修制度があります。
③訪問看護実習指導者研修を受講した看護師が資格を取得し、看護学生の実習指導に携わっています
④済生会奈良病院には、がん専門看護師、緩和認定看護師、皮膚排泄創傷ケア認定看護師、がん化学療法認定看護師、その他学会認定を受けた看護師も多数在籍しており、連携を図りながら「野の花看護」を提供しています
私たちは、「よく学び よく遊び」の精神で野の花看護とリハビリテーションを提供しています。
一緒に「野の花看護」「野の花リハビリテーション」を提供しませんか?
職員一同、心よりお待ちしています