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今日も訪問に行く(はごろもジャスミン)!

院内ブログ

令和5年5月5日こどもの日、訪問先の利用者様宅の玄関先で、風に乗って、金木犀にバラの香りを足した感じの甘くとてもよい香りが漂ってきました。思わず「良い香り~」と呟いてしまいました。その声を聞いた旦那様は、表に出て来られ、「本間や~どこから匂ってるんやろなぁ」と言いながら、一緒に香りの先を見つけました。その香りは、奥様が植えられたハゴロモジャスミンが放っている香りでいた。旦那様が花を摘み奥様に「ほら」っと手渡され、「私が植えた花やねん、1人で表にも行かなくなって」と香りを楽しみながら、物思いに耽っておられるという場面がありました。旦那様は「気づかんかったな」とポツリと話され、毎日を忙しく過ごされていることが伺えました。私たちは、四季を感じていただけるような、ゆとりある看護を提供していく必要があると考える機会をいただきました。

ハゴロモジャスミンは、モクセイ科ソケイ属の半常緑性つる植物で、2mほどのつる絡ませながら旺盛に生育します。ジャスミンティーなどに利用されるマツリカなどと同じジャスミンの仲間です。花は、淡いピンクのつぼみから咲き進んで、雪をかぶったようにやわらかな質感の白い花が咲くことから、昔から日本で言い伝えられている羽衣伝説の「天女の羽衣」をイメージして名前がつけられたとされています。ジャスミンは、「Jasmine」と書き、「神様からの贈り物」という意味のペルシャ語「ヤーサマン(ヤースミーン)」が語源となっているようです。花言葉は、「優しさを集めて」など。その魅力は、なんといっても甘くて濃く上品な芳醇な香りをかなり強く放って魅了することに由来するようです。

        

訪問看護ステーション野の花 所長:丸山節子

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