訪問看護ステーション野の花には、厚生労働省の指定する医療的ケア教員講習会(喀痰吸引等研修教員講習会)を終了した看護師2名(訪問看護認定看護師含む)が在籍しており、喀痰吸引等研修指導看護師として2022年12月10日(土曜日)一定の研修を修了した 介護福祉士に対して、喀痰吸引等を人型模型を用いたシュミレーション訓練と実技テストを行いました。
社会福祉士及び介護福士法の一部改定により2012年(平成24年)4月から、一定の研修を受けた介護職員等は、医療や看護との連携による安全確保が図られていること等、一定の条件下で、たんの吸引や経管栄養などの特定行為を実施できるようになりました。これに伴い、研修を修了した介護職員等は「認定特定行為業務従事者」として認定証の交付を受け、更に、認定特定行為業務従事者が所属する事業所は「登録特定行為事業者」として都道府県の登録を受けた上で、利用者に対してたん吸引等を実施することが可能となります。
高齢者施設や在宅では、自力でたんを出せず、医療的ケア(吸引等)を必要とする方は増えています。一人でも多くの介護職員が、喀痰吸引等の手技と実施資格を取得し、訪問介護員と訪問看護師の連携を強化し力を合わせることで、たん吸引を必要とする方のお住まいでの暮らしを支えられることは素晴らしい営みであると考えます。私達、訪問看護ステーション野の花は、これからも、病院理念である『心ある医療』を実践し、地域の医療・福祉に貢献します。
訪問看護ステーション野の花 所長 丸山節子
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