中国・武漢で発生した肺炎の原因とみられる新型コロナウイルスが日本国内で感染拡大し2020年4月7日東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に緊急事態宣言を発令、4月16日には対象を全国に拡大しました。感染者数が減少しては、次の波がやってくるを繰り返し第2波8月、第3波11月、第4波2021年5月、8月には第5派の影響を受け奈良県では関西2府4県で発表された新たな感染者はあわせて1527人、感染者数が1000人を超える日が続き感染が急拡大しました。2021年10月1日ワクチン接種は、全国民の7割の方が1回目を終え、6割の方が2回目を終えるところに来ています。第5波が収束に向かい、国は、緊急事態宣言の解除等について会見が行われ、緊急事態宣言等を全て解除されました。飲食店やイベントは、段階的に規制を緩和されますが、話すときはマスクを着用、そして、3密を回避する、こうした基本的な対策は、今後も継続することが必要となります。コロナ禍の約1年半は、オンラインで繋ぐWeb会議ツールが普及し、対面形成期での研修は開催されませんでした。第6波が懸念されますが、窓を開け換気を行いながら、マスクを着用しての沈黙と感染対策を実施しながらも、約1年半ぶりに集合研修が開催できたことに喜びを感じました。人と人との関りは、暖かく、近くで人の話を聞くことの大切さを再認識することができました。また、「皆様の頑張りがここにある」と改めて振り返る機会となり、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
11月1日4に開催した集合研修では、製薬会社から講師をお招きし、看護師5名、理学療法士1名、作業療法士1名、事務員1名の8名が参加し、在宅における経調栄養剤の服用の実態と栄養治療による創傷治癒促進と効果への期待について学びました。現在、高齢者の疾患に起因する低栄養・低体重が問題となっており、在宅療養高齢者の必要栄養量を確保するために、栄養療法の活用が行われています。また、栄養状態を良くしたいと思っている高齢者が多く、訪問看護師・理学療法士、作業療法士は、利用者様の低栄養・低体重のリスクに目を向け、食のアセスメントをしっかりと行ったうえで、経腸栄養剤などをうまく活用して、必要な栄養量を確保することは、在宅療養を行う上で重要であることを学習しました。この学びを、活かし私たちは「野の花に来てもらってよかった」と利用者様に思ってもらえるよう『心ある医療』を実践いたします。
病院の取組
チームで支える糖尿病治療
済生会奈良病院では
糖尿病透析予防指導を
行なっています。