2019年3月11日に医療法施行規則の一部を改正する省令(平成31年厚生労働省令第21号)が公布され、診療用放射線の安全管理体制整備について2020年4月1日に施行されました。
エックス線装置などを備える全ての病院・診療所は「医療放射線安全管理責任者」を配置することが義務づけられ、当院では放射線技師1名を放射線安全管理者として配置し、医療放射線の安全管理のための指針を策定しました。また、患者さんが安心して放射線検査がうけられることを目的として、全職員を対象に、医療放射線についての理解と注意点など「これだけは理解しておいてほしい」ことだけに焦点を当てて「医療放射線に係る安全管理のための職員研修」を実施しました。コロナ禍のため開催形式については委員会で検討を重ね「15分以内・紙芝居形式の出前研修会」とし、各部署へ出向き、密にならないように3~10名以内の少人数体制で工夫しました。開催場所は空いている部屋を利用するなど、依頼先の部署が工夫し協力が得られたことで実現できました。研修会は少人数制ということもあり、多くの質問があり主体的に参加できる研修会を開催することができました。患者さんに「この病院へ来て良かった」を言ってもらえる病院を目指して、安全管理に努めます。
医療安全管理室 看護師長 丸山節子
病院の取組
チームで支える糖尿病治療
済生会奈良病院では
糖尿病透析予防指導を
行なっています。