地域包括ケア病棟のご紹介|済生会 奈良病院

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地域包括ケア病棟

地域包括ケア病棟は、平成26年度診療報酬改定により新たに認められ、当院では令和元年11月より「地域包括ケア病棟」を開設しました。 現在、22床体制(3階病棟)で運用しています。

地域包括ケア病棟とは?

入院治療後、病状が安定してすぐに自宅や施設へ退院するのに不安がある患者さんに対して、在宅療養までの間に医療や支援を受けることができる病棟です。医師や看護師・管理栄養士・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカーなどの医療スタッフが在宅復帰に向けて治療・支援を行います。
病状の変化により、主治医が集中的な治療が必要と判断した場合、急性期病棟に移動していただくことがあります。

対象となる患者さんは?

  1. 急性期治療は終わったがしばらくは経過観察が必要な方
  2. 在宅療養や社会復帰に向けてリハビリテーションが必要な方
  3. 在宅や介護施設等で療養していて急性増悪した方で入院が必要な方
  4. レスパイト(介護をする人の事情で短期的に入院)必要な方

入院の期間

入院期間は病状によって異なりますが、保険診療上最長60日となっております。
ただし、レスパイト入院は1週間が目途となります。


入院費について

  • 地域包括ケア病棟に入院された場合、入院費の計算方法が一般病床とは異なり「地域包括ケア病棟入院料1」を算定いたします。
  • 入院費は定額ですので、ほとんどの費用が含まれています。ただし急性期病棟とは異なり、高額な治療検査には対応できません。



回復期リハビリテーション病棟との違い

  • 回復期リハビリテーション病棟は、脳卒中などの脳血管疾患、大腿骨などの骨折、胸部や腹部手術などの急性期治療後に症状が安定した患者様を対象にリハビリテーションを行います。
  • 地域包括ケア病棟は、疾患に関係なく入院できる病棟で、病状に応じて包括的なリハビリテーションを行います。早期在宅復帰を目指す目的は同じです。

その他

リハビリが必要な患者さんは屋外での歩行訓練や衣服の着脱訓練等も行う場合があります。衣類の準備(運動着・普段着・トレーナーなど)や運動靴(紐のないタイプ)もご用意いただけますようにお願いします。